めくるめく日めくり日記

京都に住む大学生の気まぐれ

期限という名の試練

 今日の昼の12時までが大学のゼミの応募締め切りだったんだけど、すっかり忘れてた。いや、忘れていたというよりは期限を確認していなかった。大学のお知らせ欄を見て時間を確認して大慌て。時計を見ると12時11分。最近で一番焦ったんじゃないかな。まだ間に合う、となぜか思った僕は急いで風のように自転車を走らせて大学のキャンパスへ。

 

 教務課の窓口に息を切らして到着すると、すぐさま

 

「あの、、、ゼミの応募が、、、今日の正午までだったんですけど、、、パソコンがうまく機能しなくて、、、間に合わなくて、、、」

 

と即席の言い訳を言った。優しそうな女性の職員が

 

「学生証見せてくださいね〜」

 

と言って奥へ引っ込んだのでほっと胸を撫で下ろした。しばらくすると、さっきの優しそうなお姉さんじゃなくて無愛想で怖そうな違う女の人が登場。鋭い目つき。萎縮する僕。

 

スマホでもやってみた?本当にパソコンの不具合なの?」

 

「はい、やって見たんですけど、うまくいかなくて、、、うちのwifiのせいかな、、、」

 

多分この人には僕が期限を忘れていたことがバレていると悟った。

 

「まあ、どっちにしろもうデータ締め切っちゃったから、もう無理です」

 

そう言われた僕はとぼとぼと教務窓口を後にしたのだった。もともと僕が期限を確認してなかったのがいけないんだけどさ。でももうちょっと同情してくれても良くない?そんなに冷たくあしらわなくても良くない?僕みたいないい加減な学生を毎日相手にしてるから同情なんてし飽きてるんだとは思うけど。

 

でも、もう終わったことは終わったことだ。教務の人の話を聞くと僕が出そうと思ってたゼミは倍率が5倍くらいらしいじゃないか。どうせ応募してても通らなかったさ。過ぎたことを悔やんでも仕方ないのです。

 

僕は誰かに迷惑のかかるかもしれないことに関しては絶対に落ち度がないように気をつけているんだけど、今回みたいにダメージが自分にしかこないような事柄に関してはいい加減になってしまう性格だ。この性格なんとかしたい。自分に甘いところが本当に大嫌い。

 

こんなちょっとした期限も守れないなら、死ぬまでにやりたいことなんて達成できないんじゃないかって思う。気づいたら命の期限切れてて、死んでました。なんてことがあってたまるかと思うのです。